スーツサイズの違い — ブランドによるバラツキに注意!
スーツを購入またはレンタルする際、サイズ選びは非常に重要なポイントです。しかし、同じ「○○サイズ」と表記されていても、各メーカーによってその実際のサイズ感は大きく異なることがあります。スーツのフィット感を左右するため、適切なサイズを選ぶためには注意が必要です。
スーツサイズの基本知識
一般的に、日本のスーツサイズは日本産業規格(JIS規格)による「Y体・A体・AB体」などで表すことが多いです。これらは、チェスト(胸囲)サイズとウエストサイズの落差と身長を基にしたもので、例えば、身長170・チェスト92cm・ウエスト80cmの場合はA体の5号が一般的で、「A5サイズ」と表記することが多いです。このA体というのはチェストとウエストの落差が12cmで、5号というのは身長の目安170cmとなっています。
メーカー間のサイズの違い
JIS規格についてはあくまでも目安として公表されており、各メーカーによって全く異なる型紙を使用しているため、サイズ表記が同じでも仕上がり寸法は異なります。また、同じ会社やブランドで製造していても、デザインによって型紙を変えているので、同じブランドで同じサイズ表記なのにデザインによって全然着心地が違うということもあります。ユーザーとしては不便なのですが、流行などによりデザインが変わるたびに型紙を変えるのは、一般的に行われていることなのです。
タキシードやモーニングコートのレンタルにおけるアドバイス
タキシードなどをレンタルする際は、サイズ選びが重要です。自分に合ったサイズを見つけるためには、試着が欠かせません。実際の商品を試着することで、肩幅やウエストのフィット感を確認できます。また、試着を通じて自分にとって最適なフィットスタイルを見つける手助けにもなります。
まとめ
スーツサイズの選び間違いは、実際のフィット感に大きな影響を与えます。サイズ選びの際には、ブランドごとの特性を理解し、自分に合ったサイズを見つけることが大切です。タキシードレンタルドットコムではお客様から頂いたサイズ情報を元に、弊社スタッフがサイズ選定を行います。もしご不安やご質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
記事監修 イデアス株式会社
大阪市淀川区にて40年以上にわたり礼服の製造・開発に取り組んできた実績を受け継ぐ企業。
すべての縫製工程は日本国内で行われており、車椅子用のユニバーサルデザインモーニングコートや脚長効果のあるヒールアップシューズのレンタルサービスも展開。
結婚式や各種式典で使用されるフォーマルな衣装を、品質に強いこだわりを持ち提供。
執筆者 大谷真司 イデアス株式会社代表取締役
「タキシードレンタルドットコム」の最高責任者。
1990年 大阪の総合結婚式場において洋装部の責任者としてキャリアを開始。
1995年 全日本冠婚葬祭互助協会の2級冠婚士資格を取得。
1996年 法人向け貸衣装部の責任者に就任。
2006年 独立。宅配レンタル専門の「タキシードレンタルドットコム」を創業。
2016年 日本フォーマル協会のフォーマルスペシャリストゴールドライセンスを取得。