社会に出ると、ネクタイを着用する機会は多くなりますよね。
今回はそんなネクタイについて、フォーマルな場でのつけ方をご紹介します。
身近なフォーマルシーンというと、結婚式。
ゲストで呼ばれた際は、無地のシルバー・白色のネクタイがおすすめです。
そのほか、ネクタイの種類や結び方も合わせてチェックしてみてください。
結婚式におすすめなのは無地のシルバータイ
結婚式にゲストとして呼ばれた際におすすめのネクタイは、シルバーのものです。
フォーマルな装いという印象が強まり、結婚式・披露宴にぴったり。
白色のネクタイをつける方も多いでしょう。
ビジネス・カジュアルシーンにつけているネクタイだと、普段着な印象になってしまうことも。そのため素材は光沢のあるものがおすすめです。
白地にシルバーでストライプ柄が入っているものなどもありますので、結婚式用に1本用意しておくのも良いかもしれませんね。
また、蝶ネクタイやアスコットタイも、華やかな印象になるため、おすすめです。
一方で、NGなネクタイは黒色無地のもの。
お葬式を連想させるため、避けましょう。
また、アニマル柄も殺生を想起させるため、着用しないのがマナーとなっています。
ネクタイの種類
レギュラータイ(ダービータイ)
結び目を作り、下げるタイプのネクタイ。
ネクタイで最も一般的な形で、「ダービータイ」とも呼ばれています。
大剣の幅は、7~8cmのものが多いですね。
しっかりとクラシカルな印象となり、ビジネスシーンにもおすすめです。
蝶ネクタイ
襟部分で蝶結びをし、リボン状の形が目印の蝶ネクタイ。
華やかな装いになるため、フォーマルシーンで活躍します。
一般的にはNGな黒色も、蝶ネクタイであれば可と考えられています。
18時以降の着用が好ましいとされていますが、近年は日中の結婚式につけていく方も増えています。
ナロータイ
レギュラータイよりも細めの、大剣の幅が4~6cmのタイです。
シャープな印象で、モードなタイトスーツによく合います。
光沢のある素材を選び、カジュアルウェディングやパーティに着用していくのも良いですね。
アスコットタイ
華やかでエレガントな印象になる蝉型のアスコットタイ。
スカーフのようにつけたり、リングで留めてみたりと、アレンジの幅が広いのも特徴です。
ウィングカラーシャツと合わせてクラシックにプレーンノットで結ぶと、紳士なイメージに。
カジュアルなパーティーにも合わせやすいタイです。
日頃からジャケットスタイルが多い方は、1本持っておくと便利かもしれませんね。
ネクタイの結び方
光沢のあるフォーマルな素材のネクタイでも、
結び目がゆるいと、だらしない印象になってしまいます。
スタイリッシュな装いにするためにも、しっかり結び目を作りましょう。
フォーマルでもビジネスでも映える結び方は「プレーン・ノット」です。
1. 大剣(幅が広い方のタイ)を長めにとり、小剣の上に重ねます。
2. 大剣を後ろに1周まわします。
3. 上部にできた輪っかに、大剣を通します。
4. 結び目の形を整えましょう。
5. 小剣を引っ張り、全体的に形を整えて完成です。
結び目の下に「ディンプル」というくぼみを作ると、
ネクタイが立体的に見え、華やかさが増します。
まとめ
今回はネクタイの種類と結び方をご紹介しました。
ネクタイにも様々な種類があり、つけ方で雰囲気も変わります。
お祝いの気持ちを表すためにも、その場にあったタイで出かけてみてはいかがでしょうか。
記事監修 イデアス株式会社
大阪市淀川区にて40年以上にわたり礼服の製造・開発に取り組んできた実績を受け継ぐ企業。
すべての縫製工程は日本国内で行われており、車椅子用のユニバーサルデザインモーニングコートや脚長効果のあるヒールアップシューズのレンタルサービスも展開。
結婚式や各種式典で使用されるフォーマルな衣装を、品質に強いこだわりを持ち提供。
執筆者 大谷真司 イデアス株式会社代表取締役
「タキシードレンタルドットコム」の最高責任者。
1990年 大阪の総合結婚式場において洋装部の責任者としてキャリアを開始。
1995年 全日本冠婚葬祭互助協会の2級冠婚士資格を取得。
1996年 法人向け貸衣装部の責任者に就任。
2006年 独立。宅配レンタル専門の「タキシードレンタルドットコム」を創業。
2016年 日本フォーマル協会のフォーマルスペシャリストゴールドライセンスを取得。