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結婚式服装マナー(男性編)モーニングコート着こなしとマナー

新婦挨拶

「結婚式でモーニングをどう着たらいいかわからない」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。普段馴染みのない服装のため、迷うこともありますよね。そこで今回は、モーニングコートの着こなしとマナーをご紹介します。

モーニングコートとは?

モーニングコート

モーニングコートとは、男性の正礼装です。名前の通り、国際的には昼間に着るのが一般的で、
式典が日没以前の場合はモーニングを着用とされています。
日本の場合、結婚式においては、時間帯に関係なく新郎新婦の父親が着ることが多い礼装です。
それ以外にも、記念式典や公式行事などで着用されます。

モーニングコートは、イギリス貴族の中で乗馬服として広まりました。貴族たちは朝に乗馬をするのが日課。その後、着用したまま邸宅に入られるようモーニングが礼服となったと言われています。

フォーマルウェアには、このように時間帯によって着用ルールが決まっていることも多いのです。モーニングコートに対し、日没以降の式典には燕尾服(テールコート)を着用します。
ただし日本での結婚式の場合は時間帯にとらわれないことが多いです。

【着用シーン例】
・結婚式、披露宴
・表彰式、記念式典
・国家式典
・入学式、卒業式(校長)
・社葬、合同慰霊祭
など

モーニングを着るときの服装マナー

結婚式

モーニングには時間帯だけでなく、様々な着用マナーがあります。

・シャツ
白色のレギュラーカラーまたはウィングカラーのシャツを着用します。プリーツやフリルなどの飾りはNG。
上質な素材だとフォーマル感が高まり、モーニングともよく合うでしょう。
袖口はカフリンクス(袖口を留めるアクセサリー)で留めます。カフはシングル、ダブルどちらでも可。
カフリンクスは真珠や白蝶貝など、白色系のものが好まれます。

・ベスト
モーニングコートの下にはベストを着用します。黒色やシルバーグレーが一般的。
慶事では明るいグレーを合わせると、華やかさをプラスできます。
弔事には上着と同素材の黒ベスト(白襟を付けない)で合わせます。

・コールパンツ
黒とグレーの縦縞柄のコールパンツ(ストライプドトラウザーズ)を着用しましょう。
裾はシングルカットのものが原則です。足元がすっきり見え、スタイリッシュな印象になります。

・靴下
靴下は必ず着用しましょう。モーニングコートの際は、白黒の縞柄または黒無地の靴下を着用します。弔事では黒無地を着用しましょう。

気をつけたい小物マナー

・ネクタイ
慶事には白黒やグレーのレジメンタルタイ、シルバーの無地ネクタイなどが一般的となっています。
それ以外にも、新郎様など主役の方にはアスコットタイなどを合わせると華やかな印象になるのでお勧めです。

・ネクタイピン
ベストを着用するため、見えない部分になりますので特に必要ではありませんが、
付ける場合はカフリンクスとお揃いのものをつけると、装いにまとまりができ、フォーマル感を高めることができます。

・チーフ
胸ポケットにチーフを挿しましょう。(弔事では挿す必要はありません)
白色の麻やシルク素材のほか、近年は木綿や化繊の物も出回っています。
3つの角を立てたスリーピークスで挿すと、美しくまとまります。

・サスペンダー
モーニングを着用する際は、ベルトではなく、サスペンダーをつけましょう。黒色または白黒の縞柄のサスペンダーが一般的。

・靴
内羽根式のストレートチップもしくはプレーントゥの黒革靴を着用します。エナメルなど、光沢感のあるものではなく、カーフ素材を選びましょう(エナメルなどは燕尾服と合わせることが多い)。茶靴はフォーマルな場には適さないと考えられているため、避けてください。

まとめ

今回は男性ゲストが披露宴に出席する際の服装マナーをお伝えしました。この基本をおさえておくと、他のフォーマルな式典にも応用ができます。
大人の嗜みとして、ぜひお役立てください。